糖尿病による三大合併症の一つに腎症があり、血糖値が増加することで発症します。この糖尿病性腎症の経過は5段階に分けられます。
ここでは糖尿病性腎症の病期分類「第1期」「第2期」「第3期」「第4期」「第5期」についてそれぞれ紹介します。
第1期は腎症前期とも呼ばれて、臨床的には腎症であることを診断できない状態です。
尿蛋白、GFRと伴に正常値(1型糖尿病患者はGFRが上昇)であり、自覚症状はほとんどありません。
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第2期は早期腎症期とも呼ばれ、尿中にアルブミンというタンパク質がわずかに検出されます。
腎症の自覚症状はほとんどありませんが、網膜症や神経障害などのほかの糖尿病性合併症が見られやすくなってきます。
第3期は顕性腎症前期と呼ばれ、尿中にタンパク質が出てきて、しばしばネフローゼ症候群を引き起こすこともあります
血圧が上昇して、合併症を引き起こしやすくなります。
第3期は顕性腎症後期と呼ばれ、GFRが低下して血清クレアチニンが上昇がみられ、蛋白尿も見られることがあります。
この段階では子宮体が硬化し、尿細管萎縮、間質の線維化、足などのむくみがみられることがあります。
第4期は腎不全期と呼ばれる腎症の状態であり、腎臓の機能が低下することで濾過するはずの老廃物が体に溜まってしまいます。
そのため、尿毒症の症状が現れて、腎症の進行を止める治療が困難となります。
第5期は透析療法期とも呼ばれ、慢性透析療法を導入した場合導入された時期をいいます。第5期になると、腎臓機能はほぼ機能しておらず、透析療法で治療を行うことがあります。
予後は良くなく、5年後の生存率が49.2%と呼ばれています。
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